SST3-ダブルウォール

SST3-ダブルウォール

SSTライニング3 -漏洩検知層組み込み型タンクライニングシステムの特徴

1. 漏洩の常時監視が可能

漏洩検知層組込タンクライニングシステムを採用する事で土壌汚染事故になる前に微細な漏洩を検知出来るようになります。

常時監視システム
2. ダブルウォールライニング構造により漏洩事故の不安を一発解消!

危険物貯蔵タンク施設の老朽化による漏洩事故件数は、危険物施設数が約25%減少しているにも関わらず、平成6年と平成28年を比較すると驚くことに2倍以上に拡大しています。
平成28年を例とした場合、漏洩事故件数356件に対し、施設老朽化による漏洩事故は全体の約38%にも及びます。
また、土壌汚染や水質汚濁による被害額は想定できない程大きな負担となります。

腐食よる被害
常時監視漏洩事故件数
SST3-ダブルウォールですべて解決
施工工程
日本初! 消防法適合 【SST3-ダブルウォール】ならすべて解決できます!

【SST-3 ダブルウォール】は、タンクの中にインタンクを新設する革新技術です。既存一重殻タンク内面と、その内側に設けた二重殻タンク内面の両方にライニングを施工し、検知層に漏洩検知センサーを設置します。既存一重殻タンクを活かして疑似的に二重殻タンクを実現した構造となるため、万が一の際にも土壌を汚染する前に漏洩を検知し、老朽化による危険物漏洩事故を未然に防ぐ事ができます。

3. 高い対費用効果と耐久性

新工法【SST3-ダブルウォール】は、ガラスファイバー混合の高耐久エポキシ樹脂を採用し、石油類だけでなくアルコールや溶剤、化学薬品等にも対応している為、タンクの内容物を問わず施工する事が可能となりました。
埋設から30~40年経過した地下タンクの交換作業を行う場合、埋設されていた地下タンクを取り出した際に仮置きするスペースや、重機作業を行うスペースの確保が必要となりますが、新工法【SST3-ダブルウォール】はこういったスペースの確保が難しい場合でも施工する事ができます。
下地処理には、サンドブラストSa1/2(ニアホワイト)を採用し、サンダーケレンとの比較では接着強度は40倍になりました。これに伴い、膜厚も標準2.0mm から最大6.0mm と重防食仕様となりました。また、タンク新設や入替工事と比較し、短期間に半額以下の費用で施工する事が可能になりました。

費用対効果比較表
4. WALFTANK社の技術による施工

WALFTANK社は、世界中にパートナー企業をグループを持つ欧州大手の樹脂メーカーであると共にFRPライニングの施工メーカーでもあります。25年以上の実績と17,000件を超えるスプレーアップライニングによる一重殻タンクの二重殻化施工実績があり、多くの特許を取得しています。テクノネットは、常時監視体制が可能な未来型タンクライニングを実現する為、漏洩検知層組込型タンクライニングシステム【SST3-ダブルウォール】を採用するにあたり、【施工責任者】【管理監督責任者】2種類のライセンスをWALFTANK社より取得しました。
また、欧州規格のTUV性能評価、全国危険物安全協会より鋼製地下タンクFRP内面ライニング事業者認定、消防庁危険物保安室許可を取得しました。

全国危険物安全協会の認定証
TUV性能評価